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川が好き。
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 実家から太い大根を丸々一本もらった。けれど、一人では食べきれそうもないし、すが入ったり腐ったりしてしまう前に切干大根的な保存食を手作りしてみようかな、と思い立つ。ベランダが南向きの陽当たりの良い部屋なのだ。ベランダ菜園にもうってつけだったけれど、干し野菜にもおあつらえ向きである。放射能とか心配がないわけではないけれど、もうわたしは大丈夫なんじゃないか。

 今年の夏の実家療養中に、干しナス作りの手伝いをしたことを思い出す。あんなふうな平たいざるは持っていないし、買うつもりもない。干し野菜専用の段になっていて吊るして使うネットが欲しいけれど、やっぱり買うつもりもない。どうしたものかと部屋うちのものを探していたら、使い捨てで三角コーナー代わりになるという『ポンッと置くだけ水切り袋』というものがあった。料理の際の生ゴミ処理に便利だから、と母がくれたのだった。けれど一人暮らしでは生ゴミもさほど出ず、さほど出番がなかった。袋の底を広げると自立する、ポリエチレン製の水切り袋だ。これは使えそう。早速、大根を切って、件の水きり袋に入れて、洗濯ばさみでベランダに干してみた。うん、なかなか悪くない。

 切干大根を作ったことにより、切干大根作りにまつわる歌がいくつも湧いてきて、これまで未発表だった歌のストックもくっついてくっついて連作にまとめられそうになってきた。棚からぼた餅。切干大根作ってよかったと思う。切干大根が干上がって出来上がる頃には連作も出来上がっているのでしょう。これぞわたしが所属する短歌結社でもよく言われてる、「生活即短歌」って感じがする。
 このところ短歌界隈では、虚構短歌について話題になっていた。発端は、今年の短歌研究新人賞受賞作は父の挽歌であったのだが、作者の父が実在していて、歌の中で父殺しを行ったというようなこと。だまされた、不謹慎といった感情を持つ方々がいたようなのだった。そうした問題からは、わたしはどこか距離を置いている。正直な好みで言えばわたしは短歌に私性を求める方向を向いている。けれど、わたしごときがなにか主張することもない、というような。ただ、わたしは虚構で短歌は作れないな。と、切干大根作りながらあらためて思った。切干大根は干上がるのに数日かかるとのこと。

 先日は、三階の自宅のベランダの鉢に自生していたタンポポの葉っぱを、白菜と一緒に鍋に入れて食べてみた。彩りも良くなって、思ってたより普通の味だった。ベランダ菜園は、一度種蒔いたきり毎年生えてきていたシソが今年は生えなかったのがかなしい。放射能に関してはもうほとんど気にしていない。
 放射能に関してあんまり気にしていないのは、たぶん生まないんじゃないかと思ってしまっているから。人生どうなるかわからないけれど。自分の気持ちも変わるかもしれないし。自分で自分のことも好きになれて、このひとの子を生みたい! と思えるような誰かと仲良く暮らすような人生になれたらしあわせだと思う。

  南向き陽当たりのいい部屋なのにひとりで住んで申し訳ない

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(文末の短歌は既作から拾ってくるので本文と直接は繋がってなかったりもしますよ。)
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