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川が好き。山も好き。
第6回現代短歌社賞、佳作をいただいておりました。現代短歌12月号に阿木津英さんの選による10首抄が掲載されております。
 ひっそり応募していたのですが、わたしは賞をいただくようなタイプではないとずっと思っていて、結果のことはあまり気にしていませんでした。思いがけず選考座談会にも取りあげていただき、あたたかい評も厳しい評もとてもありがたいです。歌がうまくならないと、と思いました。

 今年の初め頃、某所から既発表作より100首提出して欲しいという書面が届きました。いろいろ謎だったのでそれは放っておきつつ、100首って薄い歌集くらい?と、自分の歌を100首選ぶということに興味を持ちました。
 秀歌を100首集めるより、わたしの場合は物語を見せた方がいいように思いました。けれど、いざ並べてみると100首ではうまく季節がめぐらないのです。ふと、現代短歌社賞の募集要項が目に留まりました、――300首。そんな流れでした。

 構成する作業は割と楽しかったのですが、あらためて自分の歌を読み返すと、かなしいような恥ずかしいような気持ちになります。こういう歌ができてしまった。こういう歌ができてしまうように生きてきてしまった。わたし自身に問題が無ければ起こらなかったことも、わたし自身の人格によって招いてしまったことも、きっとたくさんあるでしょう。自分を見つめなおさなければ、ということを考えています。そうして、しあわせな歌や優しい歌を詠んでゆければ。

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塔7月号の第7回塔新人賞にて、わたしの連作「わたしの町を君の町を」を候補作として30首掲載していただきました。選考座談会では丁寧に寄り添って読んでくださって、しみじみとありがたいです。

 短歌を詠む人には、当たり前のように良い大学を出ていたり、立派な仕事をしていたり、恵まれている人が多いと感じていました。教育への意識の薄い家系で、作業着と割烹着ばかりの環境で生まれ育ったわたしは、短歌の場ではいつもどこか気後れしています。そんなわたしの優等生ではない現実を詠みたいと、ずっと思っていました。
 選考座談会では、都会で働ている人が東北の仙台へ帰省する流れと読まれていたようですが、実は仙台で働いている人が山形へ帰省するという、もっと狭い世界の話でした。
 「君」が恋人か、恋人というほどの関係ではなく好意を寄せているぐらいでは、と読みが割れていました。以前に他の方からも、わたしの相聞歌は乾いていると評されたことがありました。短歌と関係のないことですが、恋人と出掛けた時に友人と遭遇し、既に交際一年ほどだったにもかかわらず初デートだと思われたのも、通じている話なのだと思います。初々しく見えたそうで一年も馴染んでいるように見えなかったようで、要するにわたしは気安い関係が築けないのでしょうね。わたし自身の性質の問題点が歌ににじみ出るのでした。
 恋人なのに一か月も会わないのかな、と松村さんが疑問を呈していましたが、休みの合う日にわたしが歌会に行ったから会えなくなった、というのが実情でした。わたしが優先順位を違えていれば、人生も歌も変わっていたのかもしれません。

 ちょうど去年の今頃に詠んだ歌なので、塔が届いてしばらくはいろいろ思い出して、わーっと泣いたりもしました。いつも大切なものを間違えてしまうわたしだけれど、これでよかったのだと思える日がいつか来ますように。
 あとひと月もすれば、夏も終わります。

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 第56回短歌研究新人賞に応募していました。が、結果は二首掲載、ということで。去年は五首掲載していただけてたので、後退しているという事実に泣ける。けれど、やっぱり去年の応募作の方が、いろいろ痛々しかったけれど自分の中では詠むことに意味のあったテーマであったように思うので、今年はどうも弱かったというか、こうした結果の違いには大いに納得してる。ので、来年またがんばるとしましょう。

  浅虫なう 温泉地なう 一人なう ブログ用めく写真を撮りぬ

  おだやかにあきらめてゆくいくつかのこと最初からないものとして

 とりあえず、本誌に掲載していただいた二首。今回は全三十首はここに載せないでおきます。手直しするなりなんなりしてどこかで昇華させてみたく。

***

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