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川が好き。山も好き。
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あっという間に2018年も終わり、平成最後の大晦日です。

 今年はいろいろあって、なんだかとてもくるしかったような気がします。自分の性分について、あらためて向き合わされた一年でした。
 うれしい言葉をたくさんいただいた一年でもありました。自分にはもったいないような言葉を方々からいただいたし、品物としてもいただきました。どれだけ引き留められても、惜しまれても、歓迎されても、結局は台所で一人分の米を研ぐ暮らしに変わりないのでした。それでも、やっぱり花束が部屋にあると、心がなぐさめられました。思えば人生の中で花束をいただいたことが幾たびかあり、そのどの瞬間もしあわせでした。

 今年の夏は暑くてコーヒーフロートばかりを飲んでいたな、と思い出しています。コーヒーフロートの歌もいくつも詠いました。
 映画館にも月一本以上観に行っていました。
 自分の時間は割と充実していたように思います。今年みたいな一年を、あの頃は自分の好きなことができてよかったな、なんて懐かしくなる日もいつか来るのかもしれません。

 今年一年お世話になった皆さまに感謝しながら、故郷行きの高速バスに乗ります。

  故郷への高速バスのバス停の近くにジュンク堂ありいつも寄る


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新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 年末年始は休みが取れたので31日から実家に帰省しました。移動中に読むものが欲しいと思い、高速バスに乗る前に書店に寄り、高田渡『バーボン・ストリート・ブルース』を購入しました。高田渡を知ったきっかけはNHKの山之口貘のドキュメンタリーだったかと思いますが、その頃はまだご存命でした。巻末の年譜に2005年にご逝去と記されていて、時の流れにびっくりします。その番組はVHSに録画していて、今でも部屋にあります。また、年譜では1月1日生まれですが、解説には本当は12月31日生まれだとありました。12月31日生まれのわたしが、12月31日にこの本を手に取ったのが妙な偶然です。

 元旦は、「おまえの年だよ」と言いながら、犬の散歩をしました。いつもの農道もすっかり雪景色です。午後は近場の慈恩寺へ初詣に行ってきました。縮緬のさくらんぼの根付付きのおみくじは中吉。あとはほとんど寝正月でした。こんなに眠れるものかというくらいです。

 実家にいると、家族の誰もが愚痴や文句、批判など否定形の負の言葉ばかりで息ぐるしいです。でも、くるしいと思えるようになってよかったとも思うのです。否定が普通だという感覚に取り込まれていた頃がありました。祖母が生きているうちは帰れるだけ帰ろうとも思っているのですが、祖母と仲良くすると母の言葉がどんどんひどくなります。ほんとうは、わたしは優しい会話がしたいです。

 今年は、というか自分の心を一番大切にしたいと毎年言い続けていて、それはもうほんとうにずっと思っているのですが、たぶん一生のテーマでしょう。あとは、春夏秋冬の季節をちゃんと感じてゆける一年になればいいなと思います。

  農道を生みそこねたるわたくしが去勢済みなる犬と散歩す


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昨日は美容院に行ってきました。今までずっと美容院ジプシーだったのですが、近所に新しくできた美容院に行ってみたらとても良くって、この夏から通っています。ブローがいらないくらいきれいに切ってくれるのはもちろん、スタッフの方々もにこやかで和み系でいい感じ。行きつけの美容院ができたのは、今年のうれしかったことの一つです。

 今年は、転々としていた去年とは違って一つの仕事がずっと続きました。業務終了時期がいつかは来る仕事ですし、今の仕事がすごく良い仕事というわけではないけれど、同僚さん達にも仲良くしてもらえているし、お給料をもらえてちゃんと生活ができているということがありがたいです。
 今年は初めて石巻へ行ったり、結社の全国大会で郡山へ行ったり、東北内でも行ったことのないところへ出かけたりもしました。ただ今年は温泉へ行ってないのが心残りなので、来年はどこか行きたいです。一人旅でもいいかも!
 短歌の方は塔新人賞候補作として30首掲載していただけたのがうれしかったです。思い入れのある連作だったので、選考座談会の評は何度読んでも涙が出ます。大きな賞などはいただかなくともいいので、これからもマイペースに、自分の感じたことを詠んでいけたらと思います。
 良かったことだけふり返れば、ほんとうに良い一年でした。心はぼんやりしていましたが、今までの全人生の中で比べたら、全然しあわせな一年です。お世話になった皆さんに心から感謝しています。

 明日は誕生日、一年のふり返りが年齢のふり返りです。そんなわけで、誕生日特典にて美容院からはボディソープを、叔母へのお歳暮を購入したお茶屋さんからお菓子をいただきました。外はすっかり歳晩の雰囲気でした。わたしはちくま文庫の文庫手帳のブックカバーを付け替え、新年の準備をします。

  後ろ髪自分で切って失敗しても結わえてしまえば誰も気づかず


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新年あけましておめでとうございます。

 今年の年末年始も実家で過ごしました。冬の山形なのに雪がないのにびっくりです。
 元旦は、実家で檀家になっている近所の小さなお寺に初詣に行きました。近所のおじいちゃんやおばあちゃんが集まっていて、妙にほんわかしました。今年は後厄なので、祈祷をしてもらいました。去年は本厄だったのに、松の内を過ぎてから厄除けの御守りを買うぐらいで済ませていたらやっぱり本厄の憂き目に遭ったので、今年は抜かりなくゆく所存です。おみくじを引いたら大吉だったので幸先が良いです。いただいた甘酒もしょうがの効いた手作りのあったかい味でした。

 今年は、というかもう毎年言っているのですが、やっぱり去年もうまくできなかったので、今年こそ、自分の心を大切にしたいです。自分のほんとうの心を見失わないようにしなければ、とも思います。あとは、健康。

 わたしも、皆さんもしあわせな一年になりますように。今年もどうぞよろしくお願いします。

  しあわせな歌が詠みたい誰からも全然ほめられなくていいから

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あっというまに2016年も終わりです。今年は、仕事が4回も変わりました。嫌で次々に辞めたというわけでなく、最初から期限の決まっている短期の仕事で食いつないでいた感じです。もちろん長く働ける仕事を見つけたいのですが、空白期間ができるよりはとりあえずでも就業しようとの心でした。そのため安定はしていませんでしたが、一年を通して仕事にありつけたこと、仕事ができるような健康状態であったことは、幸福なことでもあったように思います。
 どの就業先でもそれなりに働けたことは、この先も仕事が変わってもそれなりにやってゆけるだろうという自信にも繋がりました。幸い、どこも人間関係も良好で、ほんとうに恵まれていたと思います。
 今の仕事は、きれいなオフィスビルで、休憩室の窓から観覧車が見えるのがすてきです。その仕事も春までだけれど、これまでなんとかなったのだから、この先もなんとかなるでしょう。

 この秋には秘書検定2級の試験を受け、無事に合格しました。3級より2級の受験を勧めてくれた同僚さんが問題集を譲ってくれ、ありがたいことです。この先の仕事に結びつくようなことはないと思うけれど、この年齢になっても勉強ができたこと、結果が出たことはうれしいです。

 新しいパソコンも買ったのです。買おうと思ってから3年かかったのですから、わたしの腰の重さたるや相当です。その間に、店頭に並ぶWindowsも8から10になっていました。新しいパソコンはまだ慣れないけれど、それなりに満足してます。
 
 今年は仕事が何度も変わったせいか、前半のことも遠い昔のような不思議な感覚です。そういえば今年は、15年書き続けていた日記を千切って全部捨てたりもしました。ゴミ袋いっぱい分はあり、処分に半日かかりましたが、すっきりしました。この世は無常なのだということを胸に置いて、過去にとらわれず、今を大切に生きてゆきたいと思います。

 それでは、今年一年ありがとうございました。良いお年をお迎えくださいませ。

  日記帳を破り捨てたり入院の勧めをはねて帰りたるのち

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 新年あけましておめでとうございます。

 年末年始は風邪で寝込んでしまい、文字通りの寝正月を過ごしました。仕事が休みに入った26日頃から体調があやうかったのですが、風邪薬などを飲んでなんとか落ち着かせ、30日には山形県米沢市の小野川温泉(米沢牛のすき焼きが最高に美味しかった!)などへ出かけたりもしました。けれども咳が止まらなくなり熱も出てきて、31日に実家に着くなり隔離されてしまいました。病院へ行って、インフルエンザではないという診断にほっとしたけれど、実家には妹の赤ん坊がいるので、ただの風邪でも感染すわけにはいかなかったのです。実家では母や弟も軽く風邪をひいていて、家中がぴりぴりしていました。妹のわたしに対する扱いも、「おねーちゃん」ではなく完全に「病原菌」で、赤ん坊を抱かせてもらうどころか徹底して会わせてもくれませんでした、かなしい。

 3日に戻ってきて4日から仕事、の予定だったのですが、ぐったりしていてあまりにも咳がひどく、声を使う仕事なのにガラガラで声も出ないので休まさせてもらい、結局今の今まで休んだまま、今年まだ一日も出勤していません。そして来週一週間で契約終了です。

 そうでした、誕生日を迎えて、厄年になったのでした。初詣にも行けず、早くも前途多難ですが、今年一年強く生きてゆこうと思います。今年もどうぞよろしくお願いします。

  病床時のポカリスエットこそ美味し通常時の三割増しほどに

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 暖冬で未だ雪も見ていないので実感がわかないのですが、2015年もあっという間に過ぎてゆきます。今年一年をふり返ってみると、割と良い一年だったんじゃないかなあと思います。

 まずは、一年を通してずっと仕事をしていられたこと、社会保険に入れたこと。ほんとうにほんとうに普通のことだけれど、ここ数年はそのあたりがぐちゃぐちゃだったので、普通に社会生活を送れただけでも充分です。

 妹が出産して、伯母さんにもなりました。明日の12月31日には35歳になります。区切りの年齢ということでいろいろ意識もしますが、自分らしく日々を過ごしてゆきたいと思います。
 それでは、今年一年見守ってくださりありがとうございました。良いお年を。

  年賀状送る枚数少し増え良い一年ということにする

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新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 今年の年末年始も昨年と同じく故郷の実家で過ごしました。地元は雪国で、水墨画のような景色です。自分の部屋の窓からも、もう雪しか見えないくらい真っ白で、よくここに18年暮らしてきたなあと、自分でも思うくらい寒いし、不便です。実家で飼っている犬は、よろこび庭かけ回っていました。
 
 ネット環境のない実家では、好きな歌集を書写して過ごしました。一人暮らしの自宅に居るとなかなかこうした時間はとれないので、すごくぜいたくな気分です。あとはもうだらだらテレビを見たりもしたのですが、こたつ、あれはもう魔物ですね。ちょっと横になってしまえば眠ってしまう。一人暮らしの部屋には無い物で、絶対に導入してはいけないと思いました。こたつのある生活なんて、わたしがだめ人間にきっとなってしまいます。

 初詣は天童市の若松観音へ。初めて祈祷というものもしていただきました。ご利益あるといいなあ。おみくじは大吉、うれしいことばかり書いてあってうれしいです。雪の中食べた、こんにゃくの味噌田楽が美味しかったです。

 今年の抱負は、というかもう毎年だけど、自分の心を一番大切に、です。水の流れるように、ゆるーく、澄んだ気持ちで、あんまり気負わず流れに身を任せて、おだやかににこにこできる一年にしたいです、そりゃあもう春のように。

  新しき年の初めの積み雪にレターボックスまでの足跡

***

 実家滞在中に父の誕生日があったので、りんごのケーキを焼きました(りんごがいっぱいあったのです)。小麦粉、卵、バター、砂糖が全て100gという一番簡単な基本のパウンドケーキを元にしようと思ったのですが、実家に計量器がなかったので勘で目分量で。恐る恐るながらそれなりにできました。りんごは薄切りにして半分使ったのですが、もう少し厚く切って一個丸々使ってもよかったみたい。パウンドケーキのレシピなのに、パウンドケーキ型ではなく21cmのスポンジケーキ型で焼いたので薄い仕上がりです。


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今年の年末年始も故郷の実家で過ごすことにしたので、今年最後の更新になります。今年という一年は、特に前半は心も体もぐちゃぐちゃしていてあんまり記憶にないです。夏頃に思い切ってすっぱり休養して療養に努めたら落ち着いてきました。あのまま沈んでいたら散々な一年でしたが、少しずつ調子の戻ってきて、今こうして文章をかけていることがうれしいです。そう思えば、休養の大切さを思い知った一年、だったかもしれません。
 短歌の方はもう一生詠めないんじゃないかってくらい詠めない時期があって、結社では欠詠が続き、新人賞にも応募できなかったことに悔いが残ります。心身の休養を経てからは再び作歌もできるようになってきました。

 年末年始、帰省している間に、34歳の誕生日を迎えます。東日本大震災以降、自分の時間が止まっていて、自分の実年齢に心がついてゆけません。年相応に人生経験も積んでゆかなければ、とは思うのですが。 年上の方々からは「若い」「まだ若い」とは言われつつ、多くの同世代の人達が当たり前のように持つようになる様々なものをほとんど手にしていないこの身を、やはり頼りなく思います。だからといって変に焦ったり振り回されたりすることなく、自分のペースで歩んでいった方がいい、ということもわかるようになってきました。この年齢になっていろいろ思い悩むこともありますが、自分らしさを忘れずに、余裕を持っておだやかに生きてゆきたいです。

 さて、時々ブログにコメントをくださるねこさんから、わたしの文章を読むと林芙美子を思い出す、というようなお言葉をいただいていたのですが、なんと、わたしと林芙美子は同じ誕生日の12月31日生まれであることがわかりました。偶然なのだろうけれど、不思議な縁を感じてしまうのです。
 もう一つ、不思議なめぐり合わせがありました。一時期、親しくしていたひとと共通の趣味である古い映画のDVDを一緒に観ました。主に、小津安二郎、成瀬巳喜男、黒澤明、木下恵介監督作品など。最初に観た映画が高峰秀子と森雅之の『浮雲』で、最後に観た映画は『めし』ヒロインは原節子でした。その最初と最後に観た『浮雲』『めし』の原作が、二つとも林芙美子の小説だったのです。たぶん相手も意識していないし、わたしも数年後に気づきました。林芙美子に始まり林芙美子に終わったこの偶然を、伝えてもいません。わたしだけが今こうして一人、なにか感慨深く思っているところです。

 それでは、今年一年、当ブログにお越しいただきありがとうございました。どうぞ良いお年を。

  俵万智、林芙美子と同じ日に生まれたること 鐘の音聞こゆ

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あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。
 今年の年末年始は帰省して久しぶりに家族と過ごしました。
 年末年始の休みを自宅で過ごすことを話したら「そんなふうに過ごしてると頭おかしくなるよ!」と言われたことがあります。その人にとっては軽い気持ちで発した言葉なのでしょうけれど、当時のわたしは「そんな一般的には頭がおかしくなるようなことが自分にとっての普通だなんて」と、カルチャーショックを受けた覚えがあります。年末年始も仕事だった時期が長かった事情もありますが。尤も、今となっては、わたしもそんな余計なことをわざわざ人に言わなくてもよかったのだ、とも省みています。自分のことをしゃべり過ぎるのはどうにもかしこくない、ということに遅ればせながら気づいたのでした。言葉ほど不確かなものもなくて。
 こうして久しぶりに家族とお正月を迎えて、よかったです。生餅の入った母のお雑煮も久しぶりに食べました。
 
 今年は、というか、今年も、というか、今年こそ自分の心を大切にしていきたいです。自分の心の大切に仕方も間違えないようにしたいです。

 さて、今年は雑煮を作らなかったので、これまでの雑煮写真を振り返ってみましょう。







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女性
自己紹介:
短歌とか映画とかこけしとか。
歌集『にず』(2020年/現代短歌社/¥2000)

連絡・問い合わせ:
tomomita★sage.ocn.ne.jp
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