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川が好き。山も好き。
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  チョコレート色のドレスを購いぬ二月に呼ばれた結婚式に

  式終えて「やっと実感沸いてきた」と同じ名字に嫁ぐ新婦は

  一回り下の同僚と「幸せになりたいね」って笑う星空


***

 ほんとうは6首載せていただいたのだけど、思うところあって半分お蔵に。自分で詠んだ歌を自分で消したくなってしまうのは、短歌というものが私性と切り離せないものだからなのかとも思う。
 これまでの人生で関わったたくさんの人達に、わたしのことなんて忘れてほしいと切実に思うくらいに自分の来し方が恥ずかしくなってしまう瞬間がある。自分を残しておきたくて短歌なんて詠んでしまうくせに。

 以前、ある歌人の方に、「今はインターネットでいろいろ発信できるけれど、残すためには紙媒体で発表しなければならない」というような話を聞いた。 それは、短歌に限らず、評論であったり文章全体に通じる話なのだけれど、なにかとても大切なことを聞いたような気がした。

 言葉が残る、ということが、今はすごくこわい。なにかにつけて、あんなこと言ってしまうんじゃなかった、失言だった、と後悔ばかりの日々の中で。

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おとも
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女性
自己紹介:
短歌とか映画とかこけしとか。
歌集『にず』(2020年/現代短歌社/¥2000)

連絡・問い合わせ:
tomomita★sage.ocn.ne.jp
(★を@に変えてお送りください)
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