それはそれで秋の日

川が好き。山も好き。

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　　今頃わたしの田舎では
　　小金の色の稲の穂を
　　家族みんなで刈っている
　　背中を丸めて刈っている
　　朝から晩まで汗流し
　　お茶とお菓子とおにぎりで
　　お昼になったら一休み
　　周りの田んぼを見渡せば
　　同じような家族が三つ
　　家に帰れば夕飯は
　　イナゴの佃煮　タニシ汁
　　昔ながらのわが家の
　　当たり前の秋の日を
　　今年は離れて一人きり
　　昨日のスーパーの特売の
　　産まれのしめじで
　　炊き込みご飯を炊きながら
　　遠く思う
　　そんな秋の日

＊＊＊

　詩とメルヘン２００２年１０月号に掲載していただいた詩でした。この頃はまだ短歌を詠んではいないのに七五調なんだな。
　今はもう家族で稲刈りをすることもなく、懐かしい話になりました。
　　

[1回]

2013/09/20 (Fri) 詩 Comment(2)

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ふと思い出して

ふと思い出して　ふらりと立ち寄るこのHPはもう何年も前から「お気に入り」に登録されている。
「ひとり夜ガール」「それはそれは」「生きる先雑記」その割には　ふらりとしか開くことはない。
何故だかよくわからないが、日常からちょっと離れて旅に行く感覚に近い。
で、元気をもらって帰っていく。不思議な必要な場所だ。
8月の「猫と住む」を読んで、おともさんのイラストを思い出してみる。
あぁ　もうおぼろげにしか思い出せない。少しさびしい。
ブツブツとこんなことをつぶやいて去っていくと
「変な人だなぁ」と思われるだろうがまぁいいや。
また、たまにふらりと立ち寄って力をもらって帰ろう。

kumapapa31 2013/09/24(Tue)03:19:14 編集

kumapapa31 さんへ

ずっとご覧になってくださっていたのですね。
自分では決して元気の出る文章を書けていた気はしていないので、
元気をもらって、という言葉をいただけて、なにか不思議な感じです。
でも、自分の文章で力を与えることができているなんて、うれしいです。
これからもどうぞ気の向いたときにお立ち寄りくださいね。

おとも 2013/09/24(Tue)08:51:49 編集

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