川が好き。山も好き。
さよならはいつも苦手と誰か言いうなずいている仙台駅口
一円玉ばかりなりけり貯金箱二十六年ぶりに開けば
「ゆうびん!」とお金を入れた幼い日ポストの形の貯金箱なり
遺書にあの上司の名前を赤く書き死んでやろうと時に思いつ
部屋うちの全てのものが過去形と思う真夜中色のパステル
住民票待ちつつ向こう公務員なる人達のまぶしかりけり
今よりもあんなに恵まれてた日々を何故どん底と思っていたの
しあわせな歌が詠みたい誰からも全然ほめられなくていいから
***
二首目を選歌後記に取り上げていただきました。「二十六年前といえば、平成元年、昭和の終わりということになる」って、作者のわたしが全然気づいてなかった!
9月号選歌欄評に、9月号に載せていただいた
「田宮さんて美人だよね」と言われたまま美人になってしまえばよかった
と、いう歌を取り上げていただきました。「あっけらかんとした自己肯定が素晴らしい」とのことですが、ほんとうは真逆で容姿を貶されて育ったのに珍しく褒められた時の歌なのだけど、こうして歌は作者の手を離れてゆくのだなあ、って、おもしろく思いました。この歌については思うことがあったので、そのうちなにか書きます。
今号の特集は全国大会報告。いいなあ、行きたかった、京都。
一円玉ばかりなりけり貯金箱二十六年ぶりに開けば
「ゆうびん!」とお金を入れた幼い日ポストの形の貯金箱なり
遺書にあの上司の名前を赤く書き死んでやろうと時に思いつ
部屋うちの全てのものが過去形と思う真夜中色のパステル
住民票待ちつつ向こう公務員なる人達のまぶしかりけり
今よりもあんなに恵まれてた日々を何故どん底と思っていたの
しあわせな歌が詠みたい誰からも全然ほめられなくていいから
***
二首目を選歌後記に取り上げていただきました。「二十六年前といえば、平成元年、昭和の終わりということになる」って、作者のわたしが全然気づいてなかった!
9月号選歌欄評に、9月号に載せていただいた
「田宮さんて美人だよね」と言われたまま美人になってしまえばよかった
と、いう歌を取り上げていただきました。「あっけらかんとした自己肯定が素晴らしい」とのことですが、ほんとうは真逆で容姿を貶されて育ったのに珍しく褒められた時の歌なのだけど、こうして歌は作者の手を離れてゆくのだなあ、って、おもしろく思いました。この歌については思うことがあったので、そのうちなにか書きます。
今号の特集は全国大会報告。いいなあ、行きたかった、京都。
PR
この記事にコメントする
カレンダー
プロフィール
HN:
おとも
性別:
女性
自己紹介:
短歌とか映画とかこけしとか。
歌集『にず』(2020年/現代短歌社/¥2000)
連絡・問い合わせ:
tomomita★sage.ocn.ne.jp
(★を@に変えてお送りください)
歌集『にず』(2020年/現代短歌社/¥2000)
連絡・問い合わせ:
tomomita★sage.ocn.ne.jp
(★を@に変えてお送りください)
ブログ内検索
カテゴリー
*