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川が好き。山も好き。
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大型連休も関係のない仕事ですが、5月3日から5日の間にどこかシフトで休みが入っていたら白石市の全日本こけしコンクールに行こうと考えていて、4日が休みだったので行ってきました。
 電車の窓からは雪を被った蔵王連峰が遠くに見え、白石川堤の一目千本桜の葉桜もさわやか、白石川も初夏の陽にきらめいていました。そろそろ田植えも始まっています。
 白石駅からシャトルバスで会場へ。白石市と言えばロクロ模様やくびれのある弥治郎こけしですが、他にも11系統の伝統こけしや新型こけし、創作こけし、小学生の絵付けしたこけしなども一堂にたくさん並んでいてとてもかわいい。わたしは伝統こけしが本命ですが、そうした技術を活かしたコマや車などの木地玩具、食器などの応用木製品にも惹かれます。工人の方々の実演販売や、ちゃっこいこけしコーナー、地場産品まつりなども併設されていてとてもにぎわっていました。壁一面にこれまでのポスターがはってありましたが、コロナで中止になった一昨年とその前の年のポスターも貼ってあって感慨深いものがあります。開催する予定でポスターを制作されたもののお蔵入りなってしまったのでしょうけれど、こうした場でお披露目できでよかったし、コンクールもこうして再開できてよかったです。こけしを大量購入できるせっかくの機会ではありますが、あまりにたくさんのこけしに囲まれて見ているだけで満腹感もあり、厳選してちゃっこいこけしを一つ選びました。

 

 白石城にも上がってみました。駅から徒歩で行けると思うと、挨拶のように行きたくなるものです。急な階段を恐る恐る上がって天守閣へ。窓からは町が見渡せて絶景ですが、偵察のための眺めであると説明が添えてありました。すぐ下を眺めやるとつつじが鮮やかです。天守閣は風通しが良くて、坂道で汗だくな体に心地良かったです。前に来たのもコロナ禍前の5月の連休中でしたが、その時ののんびりした印象よりにぎわっているようでした。城下の公園にドローンとキャンプ禁止の看板がありました。



 壽丸屋敷の白石和紙展にも寄ってみました。絵手紙やランプシェードの展示、紙漉きの工程のパネルや道具など。和紙の風合いがすてき。栞を購入しました。建物も趣があるのですが、何より2階の窓からこちらを見ているようなこけし2体が気になりました。
 


  さわっても抱いても濃厚接触にならぬこけしの微笑むばかり

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プロフィール
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おとも
性別:
女性
自己紹介:
短歌とか映画とかこけしとか。
歌集『にず』(2020年/現代短歌社/¥2000)

連絡・問い合わせ:
tomomita★sage.ocn.ne.jp
(★を@に変えてお送りください)
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