川が好き。山も好き。
仙台文学館の文学講座「佐藤通雅<短歌>×佐々木隆二<写真>【3.11の記憶】を語る」に行ってきていました。昨年あたり文学館で展示された企画についてのお話を聞く会です。まずは一分間の黙祷から始まりました。
一つずつパネルを取りあげながら、短歌と写真のそれぞれのエピソードを語るといったような流れでした。それぞれとても興味深かったですが、コラボレーションにあたり、歌にぴったり過ぎるリアルな写真を合わせるのは避けた、というのにうなずかされました。20点は震災時に撮ったものから選び、4点は震災後に撮りに行った写真ということでした。
震災詠を詠む葛藤などはわたし達も歌会で話したりしますが、写真を撮る方の話は初めて聞きました。長靴を履いて車で荒浜まで行ったものの「お前は何をするつもりなんだ」という声が聞こえてきて最初はどこへカメラを向けていいかわからなかった、とのことでした。わたしも震災時にやっぱり写真は撮れませんでした。今思えば、あの見たこともない光景を記録として残しておくべきだった気もするけれども、当時はどうしても抵抗が芽生えできなかったのです。わたしは写真家ではないのでそれでも構わないのですが、生業であればくるしかっただろうと想像がつきました。
資料には大川小学校の校歌が記載されていました。2番の歌詞に「船がゆく/太平洋の/青い波/寄せてくる波」とありますが、実際に小学校から海は見えないのだそうです。作詞された富田博先生が、震災後にご自分の書いた歌詞について悔やんでいたというエピソードは切なく思いました。
こちらの展示は2月22日から3月16日まで宮城野区文化センターでも観られるそうです。
一つずつパネルを取りあげながら、短歌と写真のそれぞれのエピソードを語るといったような流れでした。それぞれとても興味深かったですが、コラボレーションにあたり、歌にぴったり過ぎるリアルな写真を合わせるのは避けた、というのにうなずかされました。20点は震災時に撮ったものから選び、4点は震災後に撮りに行った写真ということでした。
震災詠を詠む葛藤などはわたし達も歌会で話したりしますが、写真を撮る方の話は初めて聞きました。長靴を履いて車で荒浜まで行ったものの「お前は何をするつもりなんだ」という声が聞こえてきて最初はどこへカメラを向けていいかわからなかった、とのことでした。わたしも震災時にやっぱり写真は撮れませんでした。今思えば、あの見たこともない光景を記録として残しておくべきだった気もするけれども、当時はどうしても抵抗が芽生えできなかったのです。わたしは写真家ではないのでそれでも構わないのですが、生業であればくるしかっただろうと想像がつきました。
資料には大川小学校の校歌が記載されていました。2番の歌詞に「船がゆく/太平洋の/青い波/寄せてくる波」とありますが、実際に小学校から海は見えないのだそうです。作詞された富田博先生が、震災後にご自分の書いた歌詞について悔やんでいたというエピソードは切なく思いました。
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短歌とか映画とかこけしとか。
歌集『にず』(2020年/現代短歌社/¥2000)
連絡・問い合わせ:
tomomita★sage.ocn.ne.jp
(★を@に変えてお送りください)
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