川が好き。山も好き。
「中学生の時、ブラジャーを買ってもらえなかった。」
点けっぱなしのテレビからなんとなく始まったドラマの冒頭でのモノローグの一言に、泣くかと思いました。今でこそ、成長期に必要な下着を買ってもらえないのは毒母あるあるとして知れ渡っています。とはいえ、人気の女優さんがこんな普通の時間帯のドラマでよくこうしたリアルな台詞を言ってくれたなあと、妙に感激しました。あの頃、ほんとうにくるしかった、白くて薄い体操服。
専門書を読んだり、様々なドキュメンタリーを見たりすると、世の中には酷い親がたくさんいます。そうした虐待やネグレクトなどに比べたら、クラスのみんなのお母さんと同じことをしてくれなかったことぐらい、たいしたことないように思えてきます。そうやって、わたしはしあわせな方なんだ、恵まれている方なんだ、と言い聞かせることでどこか救われるような気もするし、なにかが麻痺してゆくような気もします。
「明日の約束」、第2話も見ました。母親が娘を言葉で傷つける、という場面が、とてもつらい。言葉は、呪いのように人生に作用してゆきます。
自分が心の底から満たされて安心しない限り、ふり返り続けるんだろうなって思います。前を向いて生きていたいけれども。
帰省するなら冬がいい 背に浮かぶ線の隠れる上着を羽織る
点けっぱなしのテレビからなんとなく始まったドラマの冒頭でのモノローグの一言に、泣くかと思いました。今でこそ、成長期に必要な下着を買ってもらえないのは毒母あるあるとして知れ渡っています。とはいえ、人気の女優さんがこんな普通の時間帯のドラマでよくこうしたリアルな台詞を言ってくれたなあと、妙に感激しました。あの頃、ほんとうにくるしかった、白くて薄い体操服。
専門書を読んだり、様々なドキュメンタリーを見たりすると、世の中には酷い親がたくさんいます。そうした虐待やネグレクトなどに比べたら、クラスのみんなのお母さんと同じことをしてくれなかったことぐらい、たいしたことないように思えてきます。そうやって、わたしはしあわせな方なんだ、恵まれている方なんだ、と言い聞かせることでどこか救われるような気もするし、なにかが麻痺してゆくような気もします。
「明日の約束」、第2話も見ました。母親が娘を言葉で傷つける、という場面が、とてもつらい。言葉は、呪いのように人生に作用してゆきます。
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女性
自己紹介:
短歌とか映画とかこけしとか。
歌集『にず』(2020年/現代短歌社/¥2000)
連絡・問い合わせ:
tomomita★sage.ocn.ne.jp
(★を@に変えてお送りください)
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