川が好き。山も好き。
最寄りの駅までの道の途中に、保育所があります。通勤途中に、保育所へ通う親子連れと行き合います。保育所に通うのは6歳までだから、あの場所は完全に震災後の時間が流れている世界なのだな、とながめています。そんなことは来年以降は当然のことなのだけれど、震災の6年目という年にことさら意識してしまいます。
震災後に生まれた子供を連れているお母さん達も、わたしと同世代か少し年下くらいのごく普通の女性です。自分の子が欲しい、生みたいという気持ちは強くないわたしではありますが、結局生まない方の人生を歩んでしまったな、という心の風が吹くのでした。
6年目の3月11日である今日は、まったく普通に仕事に行きました。午後2時からしばらく業務を縮小したほかは、まったく普通の一日でした。今の暮らしの中で思い悩むことはいくつかあっても、それは震災とは関係がありません。くるしみのなにもかもが震災に繋がっていた頃を思えば、もうそののちの日々を生きているわたしです。震災を引きずっていた時は、こんな日がくるとは思いもよらず、一生ものの傷を負った気がしていました。
わたしの中の震災が過去になってきているからこそ、他の人の被災に対して「わたしだって震災のせいでつらい!」と嘆くことなく、素直に目を向けられるようになりました。そして、まだ痛みの中にいる人のために、わたしにできることがあれば、なにかしたいと思うのでした。
震災後に生まれた子供を連れているお母さん達も、わたしと同世代か少し年下くらいのごく普通の女性です。自分の子が欲しい、生みたいという気持ちは強くないわたしではありますが、結局生まない方の人生を歩んでしまったな、という心の風が吹くのでした。
6年目の3月11日である今日は、まったく普通に仕事に行きました。午後2時からしばらく業務を縮小したほかは、まったく普通の一日でした。今の暮らしの中で思い悩むことはいくつかあっても、それは震災とは関係がありません。くるしみのなにもかもが震災に繋がっていた頃を思えば、もうそののちの日々を生きているわたしです。震災を引きずっていた時は、こんな日がくるとは思いもよらず、一生ものの傷を負った気がしていました。
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おとも
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女性
自己紹介:
短歌とか映画とかこけしとか。
歌集『にず』(2020年/現代短歌社/¥2000)
連絡・問い合わせ:
tomomita★sage.ocn.ne.jp
(★を@に変えてお送りください)
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