川が好き。山も好き。
孤独死をずっと恐れていました。わたしが死んだら、誰が気づいてくれるのでしょう。侘しい部屋の中でひっそり横たわる自分の想像が浮かんでしまうのです。一人暮らしを始めた頃からずっと抱いていた不安は、2011年の3月に東日本大震災を経験して、さらなるものになりました。思いつめるあまり、一時期は神経症にまでなったほどです。
最近になって、孤独死なんてきっとしないんだな、と思えるようになりました。
先日、通勤途中の駅でエスカレーターを上る途中、倒れてしまいました。朦朧とした意識の中で、汗びっしょりだったらしいわたしに拭くものを差し出してくださったり、何人もの人が心配してくださるのが見えました。そのうちの誰かが駅員さんを呼んでくださり、駅室で休ませていただくことができました。通勤時であるからにしてみなさん忙しいでしょうに、ほんとうにありがたいことです。
夏にも、道端で倒れたことがあったのでした。体調不良で仕事を早退し、駅を降りて自宅まで10分というところでした。その際は、犬の散歩で通りがかったおじさんと、デイサービスの仕事で送迎中の介護士さんが、近くの消防署に駆け込んでくださり、救急車を呼んでくださいました。このまま自宅に帰って休むから大丈夫と言い張るわたしに、みなさんが病院へ行くことを促しました。
なんて優しい人ばかりの世の中でしょうか。こんなに優しい人ばかりの世の中だから、外に出れば孤独死なんてしないでしょう。それは世の中に対する大きな信頼です。そして、わたしも、自分がしてもらったように、見ず知らずの人にも優しくありたいと思うのでした。
たくさんの優しい人が尻込みするわたしを救急車に乗せてゆく
最近になって、孤独死なんてきっとしないんだな、と思えるようになりました。
先日、通勤途中の駅でエスカレーターを上る途中、倒れてしまいました。朦朧とした意識の中で、汗びっしょりだったらしいわたしに拭くものを差し出してくださったり、何人もの人が心配してくださるのが見えました。そのうちの誰かが駅員さんを呼んでくださり、駅室で休ませていただくことができました。通勤時であるからにしてみなさん忙しいでしょうに、ほんとうにありがたいことです。
夏にも、道端で倒れたことがあったのでした。体調不良で仕事を早退し、駅を降りて自宅まで10分というところでした。その際は、犬の散歩で通りがかったおじさんと、デイサービスの仕事で送迎中の介護士さんが、近くの消防署に駆け込んでくださり、救急車を呼んでくださいました。このまま自宅に帰って休むから大丈夫と言い張るわたしに、みなさんが病院へ行くことを促しました。
なんて優しい人ばかりの世の中でしょうか。こんなに優しい人ばかりの世の中だから、外に出れば孤独死なんてしないでしょう。それは世の中に対する大きな信頼です。そして、わたしも、自分がしてもらったように、見ず知らずの人にも優しくありたいと思うのでした。
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短歌とか映画とかこけしとか。
歌集『にず』(2020年/現代短歌社/¥2000)
連絡・問い合わせ:
tomomita★sage.ocn.ne.jp
(★を@に変えてお送りください)
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